プーラ(Pula)

〜ローマ遺跡の残るイストリア半島最大の都市〜
プーラの街の模型(クロアチア) プーラ(Pula)は、イストリア半島最大の都市である。
湾と丘に囲まれた恵まれた立地のため、
紀元前から先住民族イリリア人や
ローマ人が住み着いていた。

街の中には、小さな公園がいくつもある。
第二次世界大戦で焼けた住宅跡を公園にし、
亡くなった人の数だけ、植樹したのだという。
世界遺産のアレーナ(円形闘技場)は、
大きさは世界で6番目の規模だが、
3層の外周がほぼ完全な形で残っており、
保存状態が非常によい。

アウグストゥス帝(BC34-14年)の時代に
工事が始まり、
ヴェスパジアヌス帝(AD69-96年)の時代に完成した。

形は楕円形で、高さは32m。
観客は約23,000人収容できた。
プーラの円形闘技場(クロアチア)
セルギウス門(クロアチア・プーラ) プーラ(クロアチア)
セルギウス門(紀元前1世紀末)。
クレオパトラとアントニウスの乱に出陣した夫のために、
妻が作らせたとか・・・
セルギウス門から続く通り。
土産物店などが並んでいる。
プーラのアウグストゥス神殿(クロアチア) プーラ(クロアチア)


アウグストゥス神殿(写真左)のある広場。
この広場に面して建つ建物を見れば、
2,000年の建物の歴史を見ることができる。
例えば、アウグストゥス神殿は(BC2〜AD14年)、
隣の市庁舎は13世紀の建物である。
その他、ヴェネツィア、オーストリア支配下の時代の
建物もある。
プーラ(クロアチア) プーラ(クロアチア)
カテドラル 街の路地裏



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