ロヴィニ(Rovinj)

〜聖エウフェミアの石棺が流れついた町〜
ロヴィニ(クロアチア) ロヴィニ(Rovinj)は、古代末期に
海岸沿いの小さな島に築かれ防壁で囲われていたが、
17世紀には壁の外まで町が広がり、
本土とつながれた。

海に突き出した島がまるごと旧市街になっており、
紺碧の海に、オレンジ色の瓦屋根が映えて美しい。
ロヴィニ(クロアチア) ロヴィニ(クロアチア)
ロヴィニの旧市街。
島の頂には、聖エウフェミア教会が建ち、
その鐘楼が町の中心にそびえている。
ロヴィニの港。
パステルカラーの家々と
青い海と青い空とのコントラストが美しい。
ロヴィニの聖エウフェミア教会(クロアチア) 1736年に建てられた聖エウフェミア教会
教会内には、聖エウフェミアの石棺が納められている。

聖エウフェミアは、
コンスタンチノープル付近で処刑されたキリスト教徒で、
後に石棺に納められコンスタンチノープルの教会に
安置された。(6世紀)

ところが、800年7月13日の朝、
石棺を乗せた舟がロヴィニに漂着したのだという。

鐘楼(1677年)の上には、彼女の像があり、
ロヴィニを見守っている。
ロヴィニ(クロアチア) ロヴィニ(クロアチア)
バロック様式のバルビ門(1680年) イストリア半島の石灰岩の石畳。
長い間、行き交う人々の足で磨かれた石は、
光沢を放って美しいが、つるつるとよく滑る。
ロヴィニ(クロアチア) ロヴィニ(クロアチア)
イストリア半島の小さな村々では、
こんな装飾的なロウソクを売っている店をよく見かける。
ロヴィニの路地裏の風景



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