小平・村山・大和衛生組合 平成23年2月定例会 

陳情審議の傍聴



 私たち<守る会>では、昨年11月に2件の陳情を提出し、23年2月定例会にて審議されましたが 
                   
                   いずれも不採択となりました。


<3市共同資源化事業の推進について(報告)/平成22年4月>について、
理事者の合意・意思確認を行う理事者会の開催についての陳情


陳情の主旨は、【推進本部の報告がまとまったら、理事者の合意を得る”と衛生組合が、市民への
  説明会での発言や、数々の会議録に記録が残っていることを実行してください】というものです。
  <全文はここをクリック>

  平成21年4月に趣旨採択となった<資源物施設建設計画についての陳情>審議の際に、
  衛生組合は

  東大和市の桜が丘地域には、
  その後もマンションの計画等があるみたいですので、
  それらを踏まえて今後どうしていくのかということは
  専門部会で検討し、
  さらに理事者でもう一回具体的な方向について
  合意を得ていく


  と発言をしています。

  ※この会議録は衛生組合ホームページ
   HP → 事務局からのお知らせ → 議会関係情報 → 議会報告
   平成21年4月臨時会・3市共同資源化施設建設計画に関する陳情審査<8p> に、掲載されています
   http://www.kmy-eiseikumiai.jp/images/13_images/h21_gikai/H21.4.rinzikai/09.04.13

  組合の答弁は、

  ・昨年5月の理事者会でまとめの報告をした際に意見を伺ったが、意見がないということは
   理事者合意があったと判断している。
   (東大和尾又市長は、報告会だったという理由で、一言の申し入れもしておりません)
  
  ・単年度では難しい事業であり、その都度合意はしない。

  というものでしたが、皆さんはこの答弁を聞いて、どのように感じますか。

  上記2点の答弁でさえ統一性がなく、
  合意があったのか、なかったのかさえ、市民にはわかりません。


  市民への説明や議会で回答に窮した時”報告がまとまったら、理事者の合意を得る”との答弁でその場をおさめ、
  実際に報告がまとまればどっちにも取れる曖昧な理事者会の議事進行をする衛生組合は、
  【何が何でも建設ありき】で市民への応対は建て前であることがよくわかった陳情審議でした。

審議内容詳細は衛生組合ホームページ 平成23年2月定例会会議録 45p参照ください
http://www.kmy-eiseikumiai.jp/images/13_images/H23.gikai/h23.02.16_teireikai.pdf

広報誌「えんとつ/No.27」掲載地図の誤りについての陳情

陳情の主旨は、新たな施設建設の整備内容まで記載した衛生組合の広報紙「えんとつ/No.27」の
  地図において、その立地条件の判断にもなる施設位置が著しく間違っているため、謝罪文の掲載と正しい地図での
  訂正版の交付をして欲しいというものです。 <全文はここをクリック>

  平成21年4月に趣旨採択となった<資源物施設建設計画についての陳情>理由に
  想定地近くにすでに焼却炉があることがあげられています。また、広報紙えんとつでの意見募集でも多くの
  市民から3市ゴミ処理の環境負担が一地域集中するなどの同様の意見が寄せられていることを衛生組合が
  重く受け止めていれば起こりえない間違いです。

  組合の答弁は
  あくまで現状のイメージでおおよその位置、今後は正確なものを掲載する。

  というものでしたが、この回答は広報紙「えんとつ/No.27」号の配布直後にその間違いを指摘し、東大和市からの
  衛生組合派遣議員4氏にお願いして組合に申し入れをしていただいた時と同じものでした。

  申し入れをした際に、今後は正確なものを掲載するいう回答をいただいたのに、その3ヶ月後、衛生組合は
  なんの注釈さえつけずに、地図位置の違った広報紙をホームページにそのままの掲載をいたしました。

  間違ったままの広報が続けられ、そういった指摘のあった事さえ組合内部だけで聞き流して済ませたことに
  ならないよう陳情をさせていただきました。 

  陳情書に添えた地図です。

▼ えんとつ掲載図 施設位置に間違い

 ▼ 施設位置を正しく記載するとこうなります。
 

  東大和市暫定リサイクル施設用地で、3市の全ての廃プラを処理するということは
  衛生組合焼却炉のある地域で、3市のゴミ全ての環境負担を負うのだとを市民が知る機会を
  衛生組合は与えませんでした。

  間違った地図は環境負担を負わされるのが、自分たちであることさえ知らない近隣住民をつくることでしょう。

審議内容詳細は衛生組合ホームページ 平成23年2月定例会会議録 55p参照ください
http://www.kmy-eiseikumiai.jp/images/13_images/H23.gikai/h23.02.16_teireikai.pdf

  2つの陳情は不採択となりましたが
  衛生組合が、どのような推進の仕方をしているのか、会議録に残せたと思います。



※守る会メンバーが提出したもう1件【衛生組合における焼却炉の周辺住民についての情報格差の是正についての陳情】は採択されました。