プリトヴィツェ湖群国立公園(Nacionalni Park Plitvicka Jezera

〜湖と滝のおりなす夢のような風景〜
プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア) プリトヴィツェ湖群国立公園
(Nacionalni Park Plitvicka Jezera)は、
クロアチアの首都ザグレブから
南へ139kmのところに位置する国立公園である。

1949年にユーゴスラヴィア最初の国立公園となり、
1979年には世界遺産に指定された。

しかし、その後、1991年の内戦時に、
一時セルビアの管理下におかれ、
1995年にクロアチアに再び戻った。

この内戦でかなり破壊され、一時は
「危機にさらされている世界遺産リスト」
に登録されたが、
現在はほぼ元通りの姿に戻っている。

200平方キロという広大な森林のなかには、
熊や狼等が生息しており、
公園のシンボルマークは熊の絵柄になっている。
プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア) プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)
公園全体図。
この看板には、なぜか日本語表記の案内もある・・・
ちなみに、公園内を見学するには最低3時間はかかる。
もちろん、もっと時間をかけて、景色を楽しみながら
ゆっくり歩くことをおすすめしたい。
横から見ると、このように大小16の湖が
階段状に位置していることがわかる。
プリトヴィツェ川がコロナ川へ合流する過程で、
海抜693mの湖から、海抜150mの地点までが、
無数の滝によってつながれている。
プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア) 園内は遊歩道が整備されているほか、
遊覧船やバスなどの移動手段もあるので、
時間や体力に合わせた観光ができる。

入園料は85クーナ(約1,700円)で、
このなかに遊覧船等の料金も含まれている。

この入園料収入によって、
公園の維持管理がなされている。


写真左は、湖の上に設けられた
木製の遊歩道。
プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア) プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)
電動の遊覧船 電動のエコロジーバス
楽をしようと思って、先にエコロジーバスで一番上に向かい、そこから徒歩で下ってくる人もいるが、
これでは滝が背後になってしまい、滝を見るのにいちいち振り返らなければならない。
そのため、プリトヴィツェを訪れた際は、絶対に下から上へと登ることをおすすめする
かなり距離はあるが、そんなにきつい坂道ではないし、
美しい湖に目を奪われて、知らず知らず歩けてしまうはずだから。
プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア) プリトヴィツェ湖群国立公園(クロアチア)
石灰が付着し、石化した水中の倒木 マスがたくさん棲んでいる
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