旅の宿を決める際、私は「こだわる」時と、「こだわらない」時が両極端にあります。
　こだわる場合は、その宿に泊まりたいがために、その場所へ赴くこともあるほどです。
　一方、こだわらない場合は、「とにかく泊まれればいい」ので、なるべくチープな宿を探します。

　が、いくら安いからと、値段だけで見知らぬビジネスホテルを選択するのは結構ギャンブルです。
　かつて、広島に出張したことがありました。
　当時は、出張の宿泊費が５，９００円しか出なかったので、なるべく安いホテルを・・・とガイドブックで探し当てたのが「H」というチェーンのビジネスホテルでした。
　これがまた狭い、臭い！
　部屋はベッドの幅くらいしかない。
　クローゼットはないので、鴨居（笑）にハンガーが２本。
　出窓にまっ黄色に変色したカラーテレビ。これまた、頭のすぐ上なので、頭に激突しそう。
　もちろん冷蔵庫なんてなし。
　お風呂は体育座りをしたら身動きのできない極小三角形。
　タバコとオジサマの整髪料の匂いがぷ〜〜〜ん。
　・・・それでもシングル１泊６，５００円したんです。（つまり、足りない分は自腹を切っております）
　余談ですが、同じ会議に出ていたM商事のお嬢さんは、「H」の前にそびえ立つ全日空ホテルにお泊りでした・・・宿泊費が倍くらい違うんですよね・・・ちとみじめでした。

　もちろん、安くて快適なビジネスホテルも、探せばきっとあるのでしょう。
　でも、「私はそんなギャンブルはごめんだ！」という方にお勧めなのが、いわゆる「公共の宿」です。
　メルパルク、かんぽの宿、厚生年金会館・・・といった公共の宿は全国各地、それも割と便のいいところにあります。
　お値段もビジネスホテル並みで、アタリハズレがありません。場所によっては、温泉大浴場なんかもあったりして・・・

　このページでは写真の残っている３ヶ所についてご紹介します。