Fairmont Banff Springs
フェアモント・バンフ・スプリングス

(カナダ・バンフ)





 2001年8月宿泊。
 数年前から、会社の同期の友達と「カナダに行きたいね〜」とずっと言い続けていたのだが、ようやくこの年、それが実現することになった。
 しかし、お互い夏休みがとれるのが、よりにもよって8月上旬、お盆一週間前のハイシーズン。お値段的にも一番お財布が痛い時期である。


 私達の一番のこだわりは、「カナディアン・ロッキー地区を代表するふたつのシャトー・ホテルに泊まること」だった。
 なぜなら、以前から旅行のパンフレットを見ては、「カナディアン・ロッキーに行ったら、ホテルは『バンフ・スプリングス』と『シャトー・レイクルイーズ』に泊まりたいね〜〜」と言い続けていたのだ・・・。
 そして、そのホテルに泊まる以上、景観の良し悪しにもこだわりたい。「バンフ・スプリングス」ならば「谷側の部屋指定」、「シャトー・レイクルイーズ」ならば「湖側の部屋指定」でなければ意味がない!
フェアモント・バンフ・スプリングス

 ツアー料金がただでさえ高い時期に、ランクの高いホテルを選択し、さらに部屋指定までするとなると・・・まあ結構なお値段になってしまうのだが、「旅行なんて行けるときにしか行けないのよ!」と、ふたりして大奮発。
 私の「ナイアガラも見たい」という希望も入れた、理想的なツアーを探した。


フェアモント・バンフ・スプリングス

 で、うまい具合に、ナイアガラ2泊、レイクルイーズ1泊、バンフ2泊というツアーが見つかったのだが、時期はすでに7月上旬。
 「1ヶ月前で、こんなハイシーズンの飛行機&ホテルがとれるのかなあ・・・」と心配しつつJTBに電話をしたのだが、無事に予約できた。
 (ちなみに、似たようなツアーがいくつかあったので、何社か聞いてみたのだが、他の旅行社では、飛行機がとれなかったり、ホテルがとれなかったり・・・といった状況だった。ホテルの在庫?やら、カナダ各地のツアーデスク等の多さ、スタッフの多さなどから推測するに、カナダに関しては、かなりJTBが強いのではないかと思われる)
 で、肝心のホテルだが・・・
 たしかに、森のなかにたたずむヨーロッパ古城風のたたずまいは、遠くから見るとロマンチックである。・・・しかし正直言うと、イギリスなどで本物の「古城」を見たことのある私からすれば、ちょっとまだ歴史の浅さを感じさせるというか・・・チャチとまでは言わないが、ちょっとハウステンボス(長崎)ちっくと言えなくもない。(多分、新しく改装した部分や増築した部分が目につくからかもしれない・・・)
 ロビーなどはそれなりに重厚な感じだが、夏のリゾート地のせいか、かしこまった雰囲気はなく、行きかう老若男女の楽しげな雰囲気に包まれている。


 部屋は少々狭い。まあアメリカンタイプの広々としたナイアガラのホテルの後なので、余計に狭く感じたのだろうが、ヨーロピアンタイプの普通の部屋・・・といったところか。
 ベッドボードや鏡のフレーム等が木製で、シンプルななかにも温かみのある内装となっている。

 部屋からの眺めはなかなかのもので、ペール・ブルーのボウ川と雄大なロッキーの山々がのぞめる。
 ホテルの裏手に、ボウ滝があるので、のんびり散策をするのも良いと思う。

 ホテル内には、土産物店の他に、コンビニのような売店もあるので、水やら簡単な食料品等を購入することも可能。

 なお、バンフの街からは、巡回バスもあるようだが、歩ける距離にある。
ボウ川(フェアモント・バンフ・スプリングスから)