Parkhotel Adler
パークホテル・アドラー

(ドイツ・ヒンターツァルテン)



 「最も美しい場所」の表彰を二度も受けた黒い森のリゾート地「ヒンターツァルテン」の5ツ星ホテル。

 創業1446年と歴史のあるホテルで、マリー・アントワネットがオーストリアからフランスへ嫁ぐ旅の途中、このホテルで一夜をすごした。(注:かつてこの地は、ハプスブルク家の領地だった)

 現在では、この地は閑静な高級温泉リゾートとして、またスキーのジャンプ台などがあることで知られている。
 黒い森のはざまの小さい村で、ホテルが数件、ギフトショップなどがほんの数件、そしてあとは教会しかない。
 「何もない」ことを堪能するための、緑に囲まれた静かな静かな場所なのである。
パークホテル・アドラー(ヒンターツァルテン)

 内装等は非常に豪華である。華やかな色合いの壁紙やカーテン等のファブリック、豪奢なシャンデリア・・・けれども、リゾート地という環境にあるせいか、どことなくアットホームな雰囲気がただよっていた。

 レストランは別館にあり、またプールなどのスパ施設も充実しており、スパではマッサージも受けることができる。ちなみに、私が滞在した2002年9月の時点では、アロマオイルのマッサージが30分28ユーロだった。


Parkhotel Adler

 私の部屋(108号室)は中庭に面した広めの部屋だった。窓面積が広いので、日のあるうちはかなり室内が明るく、非常にリラックスできた。
 あいにくバスタブのない部屋だったが、とても素敵な部屋だったので1泊しかできないのが残念だった。
 ブルーを基調としたファブリックで、半天蓋(?)がベッドの上についており、それだけで何故か非常におしゃれな雰囲気である。
 ベッドの奥、つまり窓側のちょっと区切られたスペースにはテレビ、デスクと、フルーツ、水の乗せられたテーブルとソファがあった。
 古いホテルだけに、2重扉(ドアが2枚ある)の鍵に少々てこずった。
 カードキーなんて今時のものではなく、「錠前」とでも言いたくなるようなクラシックな鍵で、開錠するのにちょっとしたコツが必要なのであった。



 同じツアーの参加者が、この鍵にてこずり部屋に入れずにいたので、「ドアを引張り気味にして・・・」と覚えたばかりのコツを伝授すると、なんとか彼女たちもドアを開けることができた。

 ついでに、彼女たちの部屋がどんな感じなのか、ちょっと覗かせてもらった。バスタブはあるが、私の部屋よりかなり狭いし、内装もかなりシンプルだった。
 ヨーロピアンタイプのホテルの常として、部屋の大きさ、内装、設備、眺望等がまちまちなのは仕方のないことなのだが、割とシングル利用者は冷遇されがちなので、今回は非常にラッキーだったと思う。
Parkhotel Adler




Parkhotel Adler
Adlerplatz 3
D-79856 Hinterzarten
Germany

Tel: +49.7652.1270
Fax: +49.7652.127717

http://www.parkhoteladler.de